the Cat Met with Special Boxes.

第14話 全自動資本主義 ¥€$

ぜんじどうしほんしゅぎAutomated Capitalism

粗筋

有名な大富豪、横瀬氏に恨みを持つ中国の殺し屋フェムが、日本にやってくる。
殺しの為の武器を現地調達したフェムは横瀬邸へ向かう。
一方で、殺害を防ぐ為に出動する9課。
横瀬氏邸で繰り広げられる草薙とフェムの戦闘。
その果てに草薙が見た物は?
この国を今一匹の亡霊が徘徊している。資本主義と言う名の亡霊が・・・


登場人物

用語

セリフ

フェム(この街を一匹の亡霊が徘徊している・・・資本主義と言う名の亡霊が・・・)

a stand alone episode:全自動資本主義 ¥€$

草薙素子:不燃物回収準備完了。そっちは?
バトー:おう、いつでもいいぜ。草薙も心配性だな、暗号コードなんか使わなくったって盗聴なんかされねえって。
トグサ:もうちょっと緊張感もって臨まないと足下すくわれるぞ。
バトー:ふっ、仮に情報が間違ってた所で、チンピラの集団には変わりねえ。やられる理由が見つからねえよ。
草薙素子タチコマ、状況は?
タチコマA:道路閉鎖完了ー。
タチコマB:草薙ー、おじいさんが捨てられてますけどどうしますー?
草薙素子:ほっときなさい。所轄の仕事よ。そっちは?
タチコマC:怪しい車のプラグは全部半抜き状態にしておきました。あの車のプラグも抜いときますか?
草薙素子:始めるぞ。

李「流石日本製、高感度だな・・・ん?」
草薙素子「清掃局のものです。」

草薙素子「粗大ゴミの回収に来ました。」

草薙素子「間違いならここにサインが欲しいんだけど」

男1「ぐあ!」
草薙素子「そのまま大人しくしていろ!お前達が金融機関を襲撃すると言う情報は当局によって掌握されている。無駄な抵抗はするな。」

男2「ぐあ!」
バトー「だから言ったろう。無駄な事はするなって。」

草薙素子「よし、連行しろ。」
男2「う、ぐぐぅ・・・」
バトー「情報は正確だったな。物騒なのは精々ショットガン一丁だって。」
草薙素子「こういった事件は迅速かつ油断なく片付けないとね。」

トグサ「うわっ!」
草薙素子「ぐわっ!」
トグサ少佐っ!」
バトー「うるああ!」

バトー「大丈夫か?」
草薙素子「くっ、あ・・・」
バトー「はっははは、一応無事みたいじゃん。」
草薙素子「笑う所じゃないわよ。」
バトー「ふふん。」
草薙素子トグサ車を廻して!」
バトー「しっかりな。」
隊員「はい、先行者が一体紛れ込んでいました。」

荒巻大輔「それで?」
草薙素子「首謀者は河南省出身の暴力団員で、インタースタージの自社株売買に伴う損失に対する報復が目的だったみたい。」
荒巻大輔「えらい格好だな・・・儂に対する視線誘導が目的かね?」
草薙素子「そんな訳無いでしょう。止むを得ずよ。」
荒巻大輔「河南省情報局からの情報は役に立ったか?」
草薙素子「その事で2点気になる事がある。一つは一味の中に、報告に無かったアンドロイドがいた事。でもこれは大した問題じゃ無かったわ。」
バトー「そうかあ?」
草薙素子「もう一点は・・・彼等の目的が金融機関だった筈なのに、何故か個人投資家のデータを一つ持っていた事。」
荒巻大輔「うぅむ。」
荒巻大輔「何者だ?」
バトー横瀬兼元。元数学者で、今や世界的大富豪。大掛かりな仕手戦には必ずその名を連ねる大物個人投資家・・・つうか、新手の総会屋ですな。」
荒巻大輔「名前は聞いた事があるな。」
草薙素子「数字を操っているだけじゃ物足りなくて株を始めたらしいけど、そっちの才能もあったみたい。」
トグサ「でも、飽く迄電子マネーや株式の操作はゲーム感覚。それよりも金の収集に異常な執着があった様で大量の金を集めていたんですよ。そのくせ派手な事は嫌いで表舞台に滅多に姿を現さない事から、烏天狗ってあだ名で呼ばれているそうです・・・当然敵も多いと思いますよ。」
バトー「変な野郎だよな・・・それにしてもお前、よくそんな事知ってんな。株でも始めたか?」
トグサ「いやあ、たまたま世界の豪邸拝見って番組で見た事があったんだ。」
バトー「ああ?ふぅ・・・所帯持ちって奴あ・・・」
9課オペレーター「課長、河南省公安局のワン氏から通信です。」
荒巻大輔「うむ。安全対策を二重にして繋げ。」
9課オペレーター「了解しました。」
ワン「荒巻さんお久しぶりです。アジア公安会議以来ですね。今回の件ではご迷惑をおかけしました。我が国の恥です、お詫び致します。」
荒巻大輔「いえ、お陰様で水際で対処出来ました。それで今日は何か?」
ワン「実は暴力団員に武器を密売した連中の口座を洗い出した所、使途不明の金の流れがありまして・・・過去の経験から黒社会系の殺し屋を雇った形跡かと思われましたのでとりあえずご報告をと。」
荒巻大輔「態々有難う御座います。慎重に対応を検討します。」
ワン「宜しくお願い致します。」

荒巻大輔「念の為横瀬兼元氏の身辺を固めろ。」
草薙素子バトーイシカワと装備D3でヘリポートに、タチコマ一機を積め。トグサは構成員達の再事情聴取。手段を問うな。」

銀行員「A-SIAから¥€$ですか?円の方が換金率が宜しいかと思われますが・・・?」
フェム「構わん。」
銀行員「少々お待ち下さい。」

フェム「ふっ・・・」

タチコマイシカワさん、僕にもやらせてよ、それ。」
イシカワ「うー、はあ・・・少佐、どうしても横瀬氏と連絡が取れない。」
草薙素子「らしくないわねえ。訴訟手続きをとって顧問弁護士を釣り出せ。そこから手繰れるでしょう?大手取引銀行にだって専属担当者がいるだろうし。」
イシカワ「いや、その手のやり口じゃなんにも引っかから無かったんだ。実際よく分からん人物だよ。電脳化してないどころか、チーフマネージャーの携帯端末やコンピューター迄連絡先が無いんだ。」
草薙素子「メディアでやってた豪邸番組のプロデューサーはどう?彼が連絡先を知ってるんじゃない?」
イシカワ「それも当たったよ。番組取材の際は全て横瀬氏から連絡を取ってきたそうだ。」
バトー「んじゃあ、分かってるのは豪邸だけ?」
イシカワ「むぅ・・・」

草薙素子「お前は姿を消して付いて来い。」
タチコマ「ラジャー!」
草薙素子「なあに?その返事・・・」

草薙素子バトー、そっちはどう?
バトー:虫だらけで屋敷裏に到着。

トグサ少佐、分かりました。やはり殺し屋が一人雇われてます・・・通称フェム、南海マフィア所属の戦闘サイボーグで国際手配されています。銀行の口座を辿ってみましたが、そちらでも確認しました。中華料理店の連中は捜査当局の目を逸らすのが目的だったようです。
草薙素子:よし、後は報告書で見る。お前もこっちへ飛んでこい。
トグサ:了解。
トグサ「ふぅ・・・向かってて正解・・・」

イシカワ少佐、港北メンテナンスのアポイントメントを見つけた。訪問の日時とIDを書き換えたから正面玄関から入って行ける筈だ。
草薙素子:了解、よくやった。そのまま邸内のシステムの監視を続けろ。

バトー「ほお、悪趣味だねえ。一台貰って帰るか・・・あ・・・?あぶねえあぶねえ・・・参ったな・・・」

草薙素子「あれか・・・」

草薙素子「銀行屋・・・嫌なタイミングだな。」
草薙素子タチコマ、あのバンをチェック。

メイド「どちら様ですか?」
タチコマ少佐ー、既に、殺されているみたいです。
草薙素子:一足遅かったか・・・
メイド「アポイントメントのない方はお引き取り下さい。」
草薙素子「港北メンテナンスだ。定期点検に来た。」
メイド「いつもご苦労様です。」
草薙素子(ここにはゴーストを持たない人形しかいないのか・・・)
草薙素子バトー、セキュリティは解除した。すぐに突入して横瀬氏を保護しろ。フェムは既に屋敷内に潜入している筈だ。
バトー:悪ぃ、遅れそうだ。
草薙素子:急げよ。タチコマ、付いて来い。

メイド「どちら様ですか?」
トグサ「はあ。あ、僕、タチコマ。」

バトー「参ったなあ。飛び上がっちゃ来れねえ様だが・・・一匹ずつ殺っちまうってのもなあ・・・物騒なのはあれだけか・・・行ってみっか。」

メイド「挙動不審人物、発見。」

草薙素子「何やってんだろ?私ったら・・・」
草薙素子タチコマ!何見てたの!?
タチコマ少佐、この人達はみんな脳に防壁がありませんね、今殺し屋は
草薙素子:あんた、私の服としての役割を忘れてない!?
タチコマ:そんなつもりないんだけどなあ・・・

メイド「横瀬様はお休み中で御座いますので、お目覚めになる迄お待ち下さい。」
フェム「起こしはしない。」

トグサ「なにやってんの?旦那・・・」
バトー「いやあ、漸く犬の気持ちが分かったぜ。いいかあお前等、お座りだ!よーしよし。急ぐぞ!」
トグサ「何なんだよ・・・?」

フェム「貧しき者から搾取した金に囲まれ、さぞかし満足だろう・・・横瀬兼元・・・お前の好きな金で死ね!」
草薙素子「そこ迄だフェム、我々は警察だ。大人しく投降した方が身の為だぞ。」
フェム「くそっ!うっ、ぐぅ!ぐあ!・・・くっ!」
草薙素子「初めに横瀬氏を撃つべきだったな・・・遅い!何してたの?たるんでるわよ。」
バトー「ちょっとあってな。しかしすげえな、こりゃあ・・・目の保養になるぜ。」
草薙素子「目の毒でしょ?この騒ぎでも目を覚まさないなんて、どういう神経・・・!」
トグサ「死後3、4ヶ月と言った所ですかね・・・」
バトー「記録が残ってる。こいつは自分が死んだ場合の対処を予め設定していた様だ。」
草薙素子「死後もこの金儲けプログラムが働き続けた為に、横瀬氏が死んだ事を誰も知らなかったって事?」
バトー「の様だな。」
草薙素子「顧問弁護士や遺族に連絡しなきゃ不味いでしょ?雇い主死んでるわよって。」
トグサ「恐らく遺族はいませんよ。確かインタビューでそんな事を言ってたから・・・」
バトー「そう言えばお前、横瀬氏について詳しかったな。後始末は任せていいな?」



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