the Cat Met with Special Boxes.

第15話 機械たちの午後 PAT.

きかいたちのごごAfternoon of the Machines

粗筋

メンテナンスをサボり「個別の十一人」について自主的に調査を開始するタチコマバトーはそんなタチコマを見て不安を覚える。
そんなさなか、人工知能の研究所で爆発騒ぎが起きる。
爆発現場には、確かにそこにいた筈の唯一の男、有須田教授の姿や痕跡が何故かなかった。
その男の解析を進めている内に不思議な既視感にとらわれるタチコマ。
しかしメモリの中にも有須田の記録はない。
タチコマ有須田を結びつける物は一体なんなのか・・・


登場人物

用語

セリフ

タチコマ(以下タ)「おい、見てみろよ。警察庁のサーバーアレイの中に個別の十一人に関する極秘ファイルがあったぞお。」
タ「本当?見せて見せて。」
タ「そりゃ、興味深いね。」
タ「どれどれ。」「僕も見たい。」「何処何処?」
タ「ほらこれ。」
タ「よく見つかったね。」
タ「僕も見たいなあ。」
プロト「こらこら、そんな所に勝手に潜り込んではいけないよ。」
9課鑑識「そいつらの好奇心を止める事は出来ん。不味いデータを拾ってきたら消去すればいい。まずはハードのメンテナンスだ。」
プロト「先輩は甘過ぎますよ。そんなお土産につられるなんて。」
タ「赤服が赤福、甘党が甘過ぎ。」
9課鑑識「うん?」
プロト「面白くありませんね。」
タ「ぶーぶーぶー。」

dividual episodes:機械たちの午後 PAT.

バトー「随分と賑やかじゃねえか、お前等。」
タ「あ、バトーさん。」
トグサ「また何か悪さしてるんじゃないのか?」
タ「やだなあトグサ君、悪さだなんて。僕達なりに個別の十一人について調べてみようと思っていたんですよ。」
タ「折角ボーマ君が採取したウイルスも発症因子が特定出来ないからワクチンも作れない訳でしょ?」
タ「そうそう。」
バトー「まあ、そういう事ではあるがな。」
タ「でしょでしょ。そこで警察のデータに手を伸ばしてみた訳です。見てくださいよ。自決した十一人についてですが、職業的にも共通する部分が多いみたいですよ。元自衛官や警察官。それに傭兵。あと、義体化率が50%以上と言う所も無視出来ないポイントですね。」
タ「それに分かっているだけでもおよそ2万のウイルスキャリアがいると言われているんでしょ?一刻も早くワクチンを作っておかないと、トグサ君が遭遇したルポライターと同じ様な被害者が、もっと出ないとも限りませんよ?」
バトー「そいつはお前等の仕事じゃねえ。」
タ「でも・・・」
バトー「死んだ個別の十一人に関してはSPring-8に調査を依頼してある。」
タ「おおぉ!」
バトー「で、現地で少佐と落ち合う事になってるんだが、少佐にはお前等の内1機を一緒に連れて来いと言われてる。」
バトー「メンテをサボってるようじゃ誰も連れていけねえなあ。」
タ「はいはいはーい!僕メンテ終わってますう。」
プロト「あっ・・・」
バトー「お、お前か。よし、行くぞ。」
タ「はーい!」
トグサ「結局専用機かよ。」
プロト「あ、おい・・・」
タ「待ってくださいよー。」
プロト「どういう事?まだオイル入れてないのに。」

タ「不思議だ・・・この機体になってから天然オイルを使用した事無いのに、何故あいつだけが専用機としての地位を維持し続けているんだろ?」
タ「うーん・・・それに以前に増して僕達の個性の分化も激しくなっている気がするし。」
タ「ねえプロト君、何でだと思う?」
プロト「さあ、何ででしょうね?一応メインサーバを設けて、個体情報との振り分けを許可するようプログラムし直したから、ですかね。」
9課鑑識「お前等、そろそろ大人しくしろよ。いつになっても作業が終わらんぞ。」

タ:ここなら誰にも邪魔されずに話せるねー。
タ:うん。時間の流れも関係ないし。
タ:話を戻したいんだけどさ、ウイルスで発症したと思われる個別の十一人はともかく、個別主義者ってどう思う?個を強調する割には没個性的な人達だと思わないか?
タ:確かにそうだね。ネット上での孤立や、自我の存在証明を追究して、各自の差異に価値を求めている癖に、違う思想の人間を排斥しようとする行為においては一様に団結している訳でしょ?
タ:そうなんだ。主体性がある様でない集団。個を求めんとする余り没個性に陥っている人達だと思うんだ。
タ:それって、ある意味僕達とは対極にある人達って気がする。
タ:そうだね。僕等は並列化を義務付けられながら、何故か一度は個を手に入れた訳だから。
タ:そして今ではその差異を個性として尊重して貰った上で、必要な情報のみを並列化すればいい。お?
タ:じゃあさ、個別主義者が本当に個別で在ろうとするが故に、差異の無い集団になっているのだとしたら・・・彼等の集合体としての意志を決定しているのは・・・誰なの?
タ:個別の十一人に関しては、その意志決定をしたのは内庁のゴーダって事かな。
タ:でも中国大使館を襲撃したテロリスト達は、ウイルスとかに関係なく台頭してきたインディビジュアリストって言われてるんでしょ?
タ:笑い男事件の時に大挙して現れた模倣者達こそがその起源、と言っている社会学者もいるけどね。
タ:だとすると、個別主義者達の意識の中には、ゴーダの思惑が介在する以前から、現在の状況に近いイメージが共有されていたって事になるのか。
タ:国民の総意としての難民排除って事ね。
タ:それを言うなら、難民だって個別の十一人が台頭してくる以前から、テロ行為は繰り返していた訳でしょ?
タ:不思議だよねー、誰かがコマンドを出している訳じゃないのに、皆自然と同じ方向を向き始めている。
タ:或いは、個人と集団以外の第三の意志決定の主体が、人間には在るのかもしれない。
タ:どういう事?
タ:例えば、遺伝子と言うミクロなレべルで主体の新旧を見出そうとしたドーキンス※1と地球生命圏※2。
タ:極めてマクロな地球規模の主体に思いを馳せたラヴロック※3。これこれ。
タ:両者はほぼ同時期に相反する主体を題材に、ほぼ同じ結論に達していると言っても良い様な著書を残しているんだ。
タ:どんな事が書かれてるの?
タ:人間は最も合理的な主体や意思を宿す最小単位で、自身より大きかったり小さかったりする、ある種のホロン※4型構造の存在について思考し言及する、みたいな。
タ:つまり、個別主義者や難民もその行動を決定する因子は、自身よりミクロ※5な、或いは集団を超えたマクロ※6なレベルに存在すると言う事を言い当てている様な所があるって事さ。
タ:難しいなあ・・・
タ:簡単さ!人間がその存在を決定付ける以前には存在していなかったネットの在り様が彼等の神経レベルでのネットと今や地球を覆い尽くさんとしている電子ネットワークの双方によって自身の意志とは乖離した無意識を、全体の総意として緩やかに形成しているって事だよ。だろ?
タ:つまり人間は自分の肉体と精神とが既に一致していないけど、その事については気付いていないって事?
タ:有り体に私見を述べればね。
タ:ひえー!肉体と精神は不可分だって結論に傾きかけてたのに、何と言う真理の反転。
タ:とするなら、ゴーダってその緩やかな流れを加速する為の媒介を、意図的に作り出した、って事になるのか。
タ:おーい!
タ「終わったよ。そろそろ交替しろよな。」
タ「ご免ご免、つい議論が白熱しちゃってさ。」
タ「議論の内容を並列化させてよ。」
タ「オーケー。」
タ「成る程。そいつは興味深いな。」
タ「だろ?」
タ「だけど僕も最近は自分の意識と体が一致していない気分になる事があるんだ。」
タ「どう言う事?」
タ「自分を遥か上空から見下ろしている自分がいる様な感覚かな。」
タ「ああそれ僕もある!僕達の主体って1体1体のボディに宿ってるの?それとも集団としてのタチコマに共有されてるの?」
タ「そりゃあ基本は並列化を前提としている訳だから、後者でしょ。」
タ「僕等にとっての神である少佐の意志も、介在している訳だからね。」
タ「でも天然オイルを禁止された今となっても、個性化の進行は止まらない。完全に均質化された筈の僕等が個を宿し、且つボディと情報の乖離を無意識下で体験しているって事は・・・」
タ「もしかして・・・」
タ「もしかして・・・」
タ「もしかしてー!?」
タ「ゴー・・・」
タ「まあ待て、結論を性急に出してはいけない。それは単に僕達にエージェント機能が追加された事による遊離感なんじゃないのか?」
タ「それもあるけど、肉体と精神以外の第三の主体が、何処かに在る様な気がしてならないんだ。」
タ「それって分かるよ。僕もさ、前にジガバチと戦った時に死の恐怖を感じる事なく少佐の服としての役割を瞬時にこなす事が出来たんだ。あの時、僕の体はもう僕自身の物では無いんだって、何処かで割り切ってた所があったもん。」
タ「それは、バトーさんを助けたいと感じた時の、あのえも言われぬ法悦感とは違ったの?」
タ「違うね。もっと即物的でプログラムチックな行動だった。」
タ「だとしたら、残念ながら君が感じた第三の主体は、人間のそれとは違うのかもしれないな。それにさ、僕等の共有情報を溜めているサーバーが何処にあるか、って事も僕等は知らされてない訳じゃない。その存在が、第三の主体の正体なのかもしれない。」
タ「僕達にゴーストが宿ったと思ったのは錯覚だったのかあ・・・」
タ「でも、君が感じた第三の主体については、もっと詳しく思考してみる必要があるかもね。その感覚、並列化させてよ。」
タ「しひひひひ。いいよ。」
プロト「ん?」

草薙素子「この結果に間違いは?」
解析官「まず無いだろう。パイロットの血中からマイクロマシンを形成していた蛋白質の溶解片が見つかった。個別の十一人とやらの電脳からは具体的な情報は引き出せなかったがね。」
草薙素子「結果は分かっていたんだけど、一応ね。でも、パイロットの方は収穫だわ。」
バトー「パイロットの死亡はマイクロマシンを使った殺人って結論になる訳か。」
解析官「自分で飲んだ可能性は否定出来んがね。」
草薙素子「死体の電脳から、11機のヘリの飛行が何らかのトリガーになっていたって証拠でも出れば最高だったんだけど、そこ迄は望むまい。」
トグサ「火薬の方はどうです?」
解析官「分子レベルでの解析結果は、半島で作られたコンポジションC-4と同型、昨今台湾ルートで国内に入ってくる押収品の中にも、同様の物が多く発見されている。」

バトー「何だ?」
草薙素子タチコマ、そこから何か見えるか?」
タチコマ「爆発が起きた様です!」
解析官「最近はテロ事件に関する調査依頼も多いからな。標的にでもされたか?」

バトー「おい何があった?」
トグサ「状況を分かる範囲で教えてくれ。」
警備員A「はあ。何かが爆発したらしいのですが・・・」
警備員B「はい、可燃性の危険物を扱っている区画もありますが・・・はい、そうです。」
バトー「ん?それにしちゃ逃げ出してくる奴もいねえな。ここは無人なのか?」
警備員A「実は、数日前から爆発物を仕掛けると言う様な犯行予告があったもので、警戒していたんですが・・・」
トグサ「はあ・・・?不幸中の幸いって奴か。」
警備員A「只今日は、午後からここの主任研究員の、有須田博士が居た可能性がありまして。」
バトー「それを先に言え!」

バトー少佐、爆心地に到着。見た所ガス爆発程度の物だ。
草薙素子:被害者は?
バトー有須田と言う研究員が一人居たらしいが、まだ捜査中。
草薙素子有須田タチコマ、その研究員のデータは?
タ:この人らしいんですが・・・
タ:ええっと・・・
バトー:ん?どうした?
タ:実は僕、この人どっかで見た事あるんですよねえ。
バトー:ああん?
トグサ:構造解析を受けた時に会ったんじゃないか?
タ:僕もそう思ったんですけど、メモリには該当する記録は無いんです。
草薙素子:本部。伊丹と新浜両空港にアクセス出来る道路、及び両空港内のIRから有須田博士の記録と一致する人物がいないか調べろ。
9課オペレーター:了解しました。
バトー少佐、どういう事だ?
草薙素子:説明は後だ。そこは所轄に任せて、ティルトに戻れ。行く先は多分新浜空港だ。

タ:みんなー!
タ:何だよ突然。
タ:この人物に関する記録が無いか調べてくれー。僕にはどうしてもその人に会った記憶が在る様に思えるんだ。
タ「うーん・・・?」
タ「えーと・・・」
タ「誰だっけ・・・?」
タ「確かに見た事あるんだけど、僕のメモリも該当データないなあ。」
タ「それって見た事ないって事だろ?」
プロト「あ・・・」
9課鑑識「お前等!いい加減にしろ!」

タ:ムキー!思い出せそうで思い出せないー。
タ:シナプスが繋がらないねえ。
タ:シナプス?そんな有機的なアナロジー※7はやめてよ。
タ:ねえねえ、何かさ、この記憶に関してのみ電脳内に切り分け区画があるのにアクセス出来ないって感じしない?
タ:うんうん。

草薙素子有須田博士は、タチコマAIに使われているニューロチップの試作モデルをたった一人で開発した科学者だ。」
バトー「じゃ、タチコマの、親って事か?」
草薙素子「まあそうとも言えるな。有須田博士にはタチコマを再生する際にも個人的に協力して貰っていてな。エージェント機能の追加や、記憶に二重構造を持たせる事で経験値を失う恐れを取り除く方法を考案したのも、彼の功績による物だ。」
トグサ「その博士が、この爆破事件と関係してるんですか?」
草薙素子「恐らく、彼による犯行だろう。」
バトー「目的は!?」
草薙素子「研究成果を携えての亡命。」
草薙素子「博士には、ニューロチップは自分が発明したと言う自負があった。しかし彼の身分は国定研究員。画期的なAIを発明したものの、彼個人にパテント※8は認められなかった。それもあって、タチコマの現状やニューロチップの成長過程については博士の希望通り構造解析出来る様計らってはいたんだが・・・」
トグサ「それでタチコマも一機連れてこい、って・・・」
タ「なら何で博士の記憶が曖昧にあるんでしょう?」
草薙素子「お前達の構造解析時の記憶は、その都度抹消していたからだが、恐らく博士は自分の功績を何処かに残したいと考えメモリの一部に自分の記憶を書き込んでいるんだろう。」
9課オペレーター少佐有須田博士を新浜空港内のロビーで確認しました。
草薙素子:よし、そのまま監視を続けろ。課長。
荒巻大輔:うむ。たった今、北米行きの機体は全て足止めさせた。
草薙素子:助かったわ。
荒巻大輔「有難う御座います、茅葺総理。」
茅葺「礼には及びません。我が国の貴重な頭脳と、AI研究の成果が国外に持ち出されるのを事前に阻止出来た訳ですから。」
荒巻大輔「そう言ってい頂けるのも、部下達の功績です。」

アナウンス「お客様にお知らせいたします。北米行きの旅客機は天候不順の為、只今出発を見合わせております。」

タ「そういう事だったのかあ・・・」
タ「でも、この博士の事は思い出せない。」
タ「今一歩の所でシナプスが繋がらないのかあ・・・」
タ「君そういう表現嫌いって言ってなかった?」
タ「そうだ。」
タ「ねえプロト君、そいつの頭開けさせて貰うよ。」
タ「ええっ!」
プロト「何ですか突然・・・」
タ「並列化だけじゃ飽き足らずAI迄よこせって事?」
タ「違うよ。AIのどの部分に切り分け区画を作ってるのか確認するだけさ。」
9課鑑識「馬鹿者、勝手な事をするな!」
タ「ああっ!」
タ「何?何?」「どしたのどしたの?」「何なの?」「どーだったの?」
タ「無い!無いんだ!こいつのAIが!もしかしたら僕達って、全員脳無し・・・?」
タ「えー!?」「何だってえ!?」
タ「無いって、じゃあ僕等のAIは一体何処にあるんだ!?」

バトー有須田博士だな。武器輸出規制法違反だ。一緒に来て貰うぞ。」
有須田「断る・・・私は自分の権利が正当に認められる国で仕事をする。」
トグサ「資金と設備の無償提供と引き換えに、国定研究員になったんだろ?そんな勝手が通らないって事は、貴方が一番良く知っている筈だ。」

草薙素子「残念だわ。貴方に会いにこの子を連れて研究所を訪ねたのに。」
有須田「そうか・・・」
タ「あのお・・・ああ・・・貴方は僕の・・・お父さんですか?」
有須田「お父さんか・・・」
草薙素子「現状、この子達の状態は安定しているけど、また何が切っ掛けで破綻を来すか分からない。勝手に書き込んだと思われる貴方の記憶の消し方、教えて貰える?」
有須田「昔、城を建てた無名の木工は、自分がその仕事に携わった証として、屋根裏に自分の名を刻んだ工具を態と忘れたそうだ。そんな些細な思いすら、お前達は消し去るのか?」
草薙素子「そうよ。それが体制に何かを明け渡した代償に力を得た者の禍福。」
有須田「あんたに頼まれて、例の衛星に組み込んだハブ電脳の第8区画にある、C9ファイルを消去しろ。」
草薙素子「分かった。」
バトー少佐、衛星って何だ?」
タ「そうか、僕達の主体が何処か別の所にある様に感じていたのは、僕達のAIがその衛星上にあるハブ電脳を介して並列化していたからなんですね?」
草薙素子「そういう事。」

タ「と言う事は、サーバーもその衛星上にあるって事か・・・」
タ「人工衛星からの超鳥瞰的視座を第三の主体として感じていたって事?」
タ「僕等のAIには感覚器官が備わっていないから、今迄自分の意識がどんな経路を巡って思考していたか気付かなかったんだあ・・・」
タ「それでプログラムとボディとの心身合致が最早不要になったって事なのかあ・・・」
タ「僕が死を恐れなくなった理由もそれで理解出来たよ。」
タ「それにしても宇宙とは、壮大だなあ・・・」

タ「でも、貴方の記憶は、消したくないって気がするんですけど・・・」
有須田「気にするな。私の思い描いたAIへの理想は、ネットの何処かに残るだろう。」

バトー少佐、あいつはこれからどうなるんだ。」
草薙素子「私達が確保した事で幾らか酌量の余地はあるだろうが、運がよくて実刑判決。」
バトー「運が悪かったら。」
草薙素子「播磨の施設内で、一生日の目を見ない研究に、従事する事になるかもね。」
バトー「偶にはタチコマでも連れて、会いに行ってやるか。」
草薙素子「それもどうかしら?私達がそうである様に、自由を求めた彼に、最早自由は無い。」


脚注
※1:Clinton Richard Dawkins(1941年3月26日ー) イギリスの動物行動学者。
※2:ラヴロックの著書。ガイア仮説からガイア理論に発展した思想の原典。
※3:James Lovelock(1919年7月26日ー) イギリスの科学者であり、作家であり、環境主義者であり、未来学者。大英帝国勲章を授与され、王立協会会員。
※4:holon 部分でありながら全体としての機能・性質をもち、全体と調和して機能する単位。生物における器官等。1967年にアーサー・ケストラー(Arthur Koestler)が提唱。全体子。
※5:(ドイツ)miklo/(フランス)micro 極小さい事。微小。極微。
※6:macro 巨大であること。巨視的である事。また、その様。
※7:analogy 類似、類似性、一致、共通点、相似、類推、類比、類推。
※8:patent 特許(権)の意。

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